2021年10月18日

むくみになる原因とは

むくみになる原因とは

むくみは人間の循環状態である血液のめぐりや身体の栄養状態を観察するための重要な症状のひとつとなります
今回は、むくみ=浮腫に関してお伝えしたいと思います

むくみとは

「むくみ」は、医学的には「浮腫」と言われていて、皮膚の下に水分が貯留している状態のこと指します。「むくみ」は人の血液の循環状態や身体の栄養状態と関わっていて、同一姿勢を維持したり・栄養状態の悪化が進むと「むくみ」が進行します
分かりやすい例で言えば、立ち仕事の後・お酒を飲んだ後などに、腕・足が張ったり痛み出ることがあると思います
これは、「むくみ」の典型的な症状の一つで、血液の循環状態が悪くなっていることの現れです。こういった症状は、一時的なものが多く、運動・入浴などで血液のめぐりを改善させることだけですぐに改善することは可能です
ですが、「むくみ=浮腫」の出る場所や原因によっては注意が必要になってくるのです

これは、youtubeで「むくみ」で探すとすぐに見つかる動画です。

浮腫のタイプ

  • 局所性浮腫
  • 顔面(とくに目の下)、上肢、下肢

  • 全身性浮腫
  • 心臓性浮腫、腎臓性浮腫、肝臓性浮腫、内分泌性浮腫

  1. 心臓性浮腫
  2. 心不全に伴う症状のことで、心臓の機能が低下することにより体内に水分が貯留すること

  3. 腎臓性浮腫
  4. 腎炎・ネフローゼ症候群などにより、腎臓の機能が低下することで尿の排出量が減少し、体内に水分が貯留すること

  5. 肝臓性浮腫
  6. 肝炎・肝硬変により、肝臓の機能が低下することで腹水として腹部に浮腫をきたすことが多い

  7. 内分泌性浮腫
  8. 利尿ホルモン・抗利尿ホルモンの代謝異常によるもので、ナトリウムイオンやカリウムイオンの吸収と排出が機能低下が体内に水分が貯留すること

などが代表的なものとして挙げられます

浮腫のセルフチェック

むくみのある部分を親指で1分程度押してみる
→指を離した後も圧痕が残るかどうか
圧痕が残るものを、圧痕性浮腫(pitting edema)
圧痕が残らないものを、非圧痕性浮腫(non-pitting edema)と呼びます

もし圧痕が残る場合は、浮腫の原因となるものがあるため日々の生活で注意していくことがあります。

浮腫にならないようにするために

同じ姿勢を長時間取らない
定期的に足の曲げ伸ばし運動や、散歩をするなど意識的に体を動かすことをお勧めします
また、塩分の過剰摂取は、血液内の電解質バランスを乱す原因となるので、塩っぱいものの取り過ぎは要注意です

弾性ストッキングと呼ばれる、むくみ予防・改善目的としてストッキングの着用もお勧めです
現場で働く看護師も、勤務中に弾性ストッキングを着用して働いている人もいるので、使ったことのない人は試してみるのもありです

むくみが改善されない方

同じ姿勢にならないように注意したり、弾性ストッキングを試しても効果がない、食事を注意しても効果がない。そんな方は、身体の機能に問題が生じている可能性があるため一度、医療機関の受診を勧めます

まとめ

いかがでしたか
むくみは日常的によく現れる症状のひとつです
しかし、症状の原因は様々で病気の症状として現れることもあるので、注意は必要です
身体の体調不良の現れであることが多いので、体調管理にはご注意ください

関連タグの新着記事

働き方

もっと見る

2025年4月26日

私たちも進化が必要? 介護現場で今、本当に求められる「学び続ける力」とは

  • 働き方
  • 事務局
  • カルチャー

2025年4月24日

【福利厚生】社員の「Color」を輝かせる!ユニークな制度と働きがいのある会社選びのヒント

  • 働き方
  • 事務局
  • カルチャー

2025年2月12日

胃ろうという選択肢-食べる喜びと安心への架け橋-

  • みさとヴィラ
  • みさとノイエ
  • 神経難病
  • ALS
  • 看護

2024年12月30日

医療依存度の高い方の離床支援-看護師が語る、安心の「離床」ケアで広がる可能性-

  • 施設・入居
  • みさとヴィラ
  • みさとノイエ
  • 働き方
  • 神経難病
  • ALS
  • 看護
  • カルチャー

MCライブラリー

もっと見る
ニューロノード

筋電図測定装置 ニューロノード

神経難病(ALS、脳性麻痺等)や事故による脊髄損傷などで動きに制限のある方々のために開発された、世界初のウェアラブルデバイス。筋電、空間、眼球の3つのモードから体の状態に応じて選択でき、微細な動きや不随意な動きも設定で調節することが可能です。Bluetooth接続によりiPadと連携し、どんな体勢でも使用できます。メール、インターネット、アプリ、SNS、勉強、ゲームなど、多様な操作が可能で、利用者の世界を広げます。

関連ページ

ナースコール/ココヘルパ

「ココヘルパ」は、スタッフの負担軽減と入居者さまの安全確保に貢献する、頼もしい無線式ナースコールシステム。さまざまなスイッチに接続することができ、ボタンを押すのが難しい利用者さまでも安心して操作できます。スタッフのスマートフォンと連携すれば、施設内のどこからでも呼び出しに対応でき、さらにその場で対応記録を入力することで、業務のペーパーレス化や効率化にもつながります。最近では、離床センサーなどを組み合わせ、利用者さまの状態を一括して把握・管理するなど、活用範囲がますます広がっています。

関連ページ

お出かけ

動くことが困難な利用者さまにとって、外出は最高の気分転換。施設周辺でのお散歩はもちろん、近隣のコンビニやスーパーへのお買い物、車で少し遠出をして紅葉やお祭りを見に行ったりなど、さまざまな場所で楽しい時間を過ごしています。呼吸器などの医療機器をつけたままでも、スタッフが付き添い適切なケアを行うので、安心してお出かけいただけます。

関連ページ

施設・入居について
お知らせ

胃ろう

胃ろうとは、お腹に小さな穴を開け、そこから直接胃に栄養を送り込む方法です。口からの食事が困難になった場合でも、胃ろうを利用することで必要な栄養を摂取することが可能です。ただし、胃ろう造設はご本人やご家族にとって大きな決断となります。そのため、メリットだけでなく、手術が必要であること、チューブの管理が必要になること、外見上の変化があることなど、デメリットも理解し、医師と相談の上で判断することが重要です。

関連ページ

採用について

株式会社MCでは新卒採用、キャリア採用、アルバイト・パート採用を行っております。
募集職種など詳しくは採用情報をご確認ください。

お問い合わせ窓口

採用について、施設への入居についてなど、株式会社MCへのお問い合わせは下記より承っております。

電話:048-999-5858

電話受付時間:9:00〜17:00(月曜日~金曜日)
FAX:048-999-5827