2025年12月11日
新規事業アイデアに関する第2回ミーティングを開催

こんにちは。株式会社MCの広報担当です。
私たちは普段、神経難病の方を中心とする老人ホームや訪問看護などを通じて、皆様の「生活の質(QOL)」を支えるお仕事をしています。
さて、今日は少しだけ、当社で働くとある職員の物語にお付き合いください。
実はその方は、幼少期から重度の乾燥肌とアトピーに悩まされてきました。
特に手湿疹がひどく、季節の変わり目やストレスがかかるとすぐにあかぎれだらけに……。長年「体質だから仕方ない」と諦めかけていたのですが、ここ数年、驚くほど肌の状態が改善してきたとのことです。
きっかけは、実家を出て娘と二人で暮らし始めたことでした。
この記事では、その方自身の経験や、社内の仲間たちと情報交換して見えてきた「健康維持のヒント」をご紹介します。
その方は娘さんとの生活が始まると、当然ながら食生活を以前よりずっと意識するようになりました。
大それた健康法を始めたわけではなく、ごく簡単なことを変えただけです。
特に意識したのは「砂糖」と「油」の選び方でした。
これらは、体内の「炎症」や「糖化」(体が焦げ付くような現象)を避けるためによく言われることですよね。
正直、当時は「気休めかな」程度でしたが、これを数ヶ月続けた頃、ふと「あれ? 最近、手のあかぎれが減っているかも?」と気づいたのです。
食生活に少し自信がつき、さらに野菜を摂ろうと頑張りました。
しかし、なぜかレタスを触ると手が荒れる……。不思議に思い、アレルギー検査を受けてもレタスは「陰性」。
諦めきれず調べたところ、レタスの切り口から出る白い液体(サップ)が、敏感な肌には強い刺激になることがあると知りました。
これは、検査結果だけが全てではない、自分の感覚を信じることの大切さを痛感した「レタス事件」です。
この話を、先日社内で開かれた「健康と生活」についての意見交流会で共有したところ、「私もこんな工夫してる!」と、同僚たちからたくさんの知恵が集まりました。どれもすぐに真似できるものばかりです。
ある同僚は、高校時代から「夏になると足に湿疹ができる」体質だったそう。
皮膚科医に「夏でも裸足はダメ、靴下を履きなさい」と言われ、新婚旅行でオーストラリアの乾燥地帯から湿地帯へ移動した際、一気に湿疹が広がった経験から「原因は湿気だ!」と確信したそうです。
また、彼女はひどい「しもやけ」体質でもあるため、
「汗をしっかり吸って、指同士がくっつかない5本指ソックスが最強。冬の霜焼けも夏の湿疹もこれで対策してる!」
と力説していました。
「カップ麺やスナック菓子を食べた翌日は、体がだるくて重い」
「甘いお菓子を少し食べただけでも、体が重く感じる」
やはり、砂糖や添加物が体に与える影響は大きい、という意見で皆が一致しました。
便利ですが、体が「重い」と感じる時は、体がSOSを出しているサインなのかもしれませんね。
「私は夏でも冷たいものは一切飲まず、白湯しか飲まない」
という同僚もいました。
彼女は「神冷え性(かなりの冷え性)」を自覚しており、体を冷やさないよう旅行先にまで水筒を持参する徹底ぶり。
周りからは「その透き通るような肌の秘訣は、白湯かもね!」と言われていました。
体を内側から温める「温活」は、血行を促進し、免疫や代謝の基本です。冷たい飲み物をつい取りがちな夏こそ、大切なのかもしれません。
さて、なぜ神経難病ケアを専門とする私たちが、アトピーや食生活の話をするのか。
それは、「日々の小さな習慣が、QOL(生活の質)の維持に直結する」と、私たちが日々の業務を通じて痛感しているからです。
アトピーや湿疹は「皮膚の炎症」です。
そして、冷え性は「血行不良」のサインです。
これらは、私たちの専門分野である神経系の疾患においても、決して無関係ではありません。
これらは、病名や症状に関わらず、私たち全員が健康で快適な生活を送るための「土台」です。
今回の私の体験談や、社内の意見交流会で出た話が、皆さまがご自身の体と向き合い、日々の生活を少しでも快適にするための「気づき」の場となれば幸いです。
あなたの「健康の秘訣」や「体調管理で工夫していること」は何ですか?
もしよろしければ、ぜひコメントで教えてください!
※本内容は職員個人の体験や、意見交流会での感想に基づくものであり、特定の効果を保証したり、医学的な助言を行うものではありません。体調に不安がある場合は、専門の医療機関にご相談ください。
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