2023年6月29日

世界で唯一のウェアラブルスイッチニューロノード.

ALSなどによりコミュニケーションが難しい方の為に開発されたウェアラブルスイッチ-ニューロノード-

1.世界で唯一のウェアラブルスイッチ

ALSや脳性麻痺などの病気により、声を出したり、体を動かすことが難しくなった方はコミュニケーションのやりとりが難しくなります。コミュニケーションのやり取りが難しくなった方の為に開発されたスイッチがニューロノードとなります。ウェアラブルとは「着用できる」、「身につけられる」という意味の言葉であり、つまりウェラブルスイッチとは「着用できるスイッチ」となります。

2.ニューロノードってどんなスイッチなの?

ニューロノードは筋電図(EMG)と空間座標計測の両方で操作が可能なワイヤレススイッチとなります。コードを必要とせず、意思伝達装置やPC、iPadなど幅広い機器で使用することができます。そのため、元々iPadを使っていた方は使い慣れたiPadを使い続けることができます。

筋電図(EMG)とは

人は筋肉を動かそうとするときに電気信号を発します。その時に発した電気信号を読み取ることが筋電図となります。そのため、筋肉を動かそうとした動き(電気信号)を識別し、スイッチとして使うことができます。

空間座標計測とは

いままでのスイッチでは特定の場所までセンサーを動かし、セッティングを行う必要がありました。しかし、ウェアラブルスイッチのためセンサーが不要であり、どのように動かしても識別可能となります。

3.スイッチを押せなくても意思を伝えられる可能性がある

ニューロノードはスイッチを押す必要はありません。筋肉の僅かな動きや電気信号を識別するため、スイッチを押すことができないため意思伝達を諦めてしまった方の希望となります。また、スイッチのフィッティングが大変だと感じている介助者にとっても、ニューロノードは装着するだけで使うことが出来るので介助者のフィッティングに対する負担も減らすことが出来る可能性があります。

リハビリテーション課では、

「利用者の望みに寄り添い、そのお手伝いをする」

利用者さんの想いを知る為にコミュニケーションを大切にして、

どんな関りができるのか検討し、

専門知識を活かしたサービス提供を行っていきます。

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お出かけ

動くことが困難な利用者さまにとって、外出は最高の気分転換。施設周辺でのお散歩はもちろん、近隣のコンビニやスーパーへのお買い物、車で少し遠出をして紅葉やお祭りを見に行ったりなど、さまざまな場所で楽しい時間を過ごしています。呼吸器などの医療機器をつけたままでも、スタッフが付き添い適切なケアを行うので、安心してお出かけいただけます。

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意思伝達装置/OriHime eye+Switch

視線やわずかな動きで思いを言葉に変える、社会参加を実現する革新的な意思伝達装置。視線入力やスイッチ入力で文字を選び、合成音声でスピーチができるため、ALSなどの神経難病の方々も自由に意思を伝えられます。家族や介護者とのコミュニケーションはもちろん、テレビ操作やインターネット利用など、日常生活の多くの場面で活用可能。OriHemeにはカメラやマイク、スピーカーが搭載されており、周囲を見渡したり、会話にリアクションするなどその場にいるようなコミュニケーションを実現し、生活の質を大きく向上させる可能性を秘めています。

ピエゾニューマティック(PPSスイッチ)

筋肉の「ひずみ」や「ゆがみ」で作動するピエゾセンサーと、指先の僅かな動きで作動するエアバッグ(ニューマティック)センサーの2種類を選択できるスイッチ。いずれも感度調整が可能で、僅かな力でも操作できるため、幅広い方にご使用いただけます。MCでは更にチューブを利用したカムスイッチを作成し、接続して使用しています。

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グランドフリッチャー

ティルティング機構(姿勢を維持したまま座面ごと角度を変えて、お尻や太ももにかかる体重を背中や腰へ分散させる)とリクライニング機構(背もたれの角度を変える)が一体になった多機能型の車椅子。人工呼吸器も搭載可能で、快適に日々の外出を楽しめます。

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