2025年10月31日
スタッフが「言えてよかった」と思える職場へ。神経難病ケアの質を高める「リフレクティング型会議」とは?

ALSなどによりコミュニケーションが難しい方の為に開発されたウェアラブルスイッチ-ニューロノード-


ALSや脳性麻痺などの病気により、声を出したり、体を動かすことが難しくなった方はコミュニケーションのやりとりが難しくなります。コミュニケーションのやり取りが難しくなった方の為に開発されたスイッチがニューロノードとなります。ウェアラブルとは「着用できる」、「身につけられる」という意味の言葉であり、つまりウェラブルスイッチとは「着用できるスイッチ」となります。

ニューロノードは筋電図(EMG)と空間座標計測の両方で操作が可能なワイヤレススイッチとなります。コードを必要とせず、意思伝達装置やPC、iPadなど幅広い機器で使用することができます。そのため、元々iPadを使っていた方は使い慣れたiPadを使い続けることができます。
人は筋肉を動かそうとするときに電気信号を発します。その時に発した電気信号を読み取ることが筋電図となります。そのため、筋肉を動かそうとした動き(電気信号)を識別し、スイッチとして使うことができます。
いままでのスイッチでは特定の場所までセンサーを動かし、セッティングを行う必要がありました。しかし、ウェアラブルスイッチのためセンサーが不要であり、どのように動かしても識別可能となります。

ニューロノードはスイッチを押す必要はありません。筋肉の僅かな動きや電気信号を識別するため、スイッチを押すことができないため意思伝達を諦めてしまった方の希望となります。また、スイッチのフィッティングが大変だと感じている介助者にとっても、ニューロノードは装着するだけで使うことが出来るので介助者のフィッティングに対する負担も減らすことが出来る可能性があります。
リハビリテーション課では、
「利用者の望みに寄り添い、そのお手伝いをする」
利用者さんの想いを知る為にコミュニケーションを大切にして、
どんな関りができるのか検討し、
専門知識を活かしたサービス提供を行っていきます。
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持続吸引器/排唾管
口腔内の唾液を24時間持続的に吸引できる専用機器。唾液による肺炎リスクを下げ、夜間の介助負担も大幅に軽減します。常に口腔内に当たる吸引口の先端部分には既成のプラスチックパーツがついていますが、利用者さまによってはその硬さや大きさに違和感がある場合もあります。そこでMCでは、形や素材を手作りで工夫し、一人ひとりの好みに合わせた快適な使用感の実現を目指しています。
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ナースコール/ココヘルパ
「ココヘルパ」は、スタッフの負担軽減と入居者さまの安全確保に貢献する、頼もしい無線式ナースコールシステム。さまざまなスイッチに接続することができ、ボタンを押すのが難しい利用者さまでも安心して操作できます。スタッフのスマートフォンと連携すれば、施設内のどこからでも呼び出しに対応でき、さらにその場で対応記録を入力することで、業務のペーパーレス化や効率化にもつながります。最近では、離床センサーなどを組み合わせ、利用者さまの状態を一括して把握・管理するなど、活用範囲がますます広がっています。
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筋電図測定装置 ニューロノード
神経難病(ALS、脳性麻痺等)や事故による脊髄損傷などで動きに制限のある方々のために開発された、世界初のウェアラブルデバイス。筋電、空間、眼球の3つのモードから体の状態に応じて選択でき、微細な動きや不随意な動きも設定で調節することが可能です。Bluetooth接続によりiPadと連携し、どんな体勢でも使用できます。メール、インターネット、アプリ、SNS、勉強、ゲームなど、多様な操作が可能で、利用者の世界を広げます。
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