2021年8月13日

看護師になるには【専門学校を選ぶポイント】

株式会社MCでは、サポートハウスみさとヴィラ・サポートハウスみさとノイエで働く看護師の経験をもとに、 これから看護師を目指す学生や社会人の人たちのために 看護師になるための方法をお伝えしたいと思います。

今回は、看護師になるには【専門学校を選ぶポイント】です

看護師になるには

看護師になるためには「正看護師」もしくは「准看護師」を取得する必要があります。
今回は、「正看護師」の国家資格についてお話していきたいと思います。

4年間の大学生活を卒業することで、「正看護師」の国家試験受験資格を得ることができ、
その後に、「看護師国家試験」を合格することで、看護師として働くことができるのです。

看護師として、病院・老人ホーム・保健所・企業などで働くことができます。

学費を安く抑えることができる

看護大学であれば4年間通う必要がありますが、専門学校は3年間で卒業できるため学費は安く済みます。もちろん、公立の学校と私立の学校を比較すれば、一概には当てはまらないこともあります。
ここで実際に、埼玉県・東京都の看護専門学校の学費をチェックしていきたいと思います。

私立の専門学校

①埼玉県内の私立看護専門学校(3年制)
・入学金約25万円(1年次のみ)
・授業料約80万円(1年次)

2年次〜
・授業料約70万円

計245万円(卒業までの3年間)

公立の専門学校

②東京都内の公立看護専門学校(3年制)
・入学金 約1万円(1年次のみ)
・授業料 約30万円(1〜3年時)

計90万円(卒業までの3年間)

同じ看護専門学校でも、公立の専門学校と私立の専門学校では、卒業するまでに約2.7倍学費の差が生じてきます。

ちなみに、私立大学の看護学部を卒業までに必要な平均学費は、約600万程度かかると言われています。
同じ正看護師の受験資格を得るために、
公立看護専門学校と私立大学では、学費は5倍以上、金額にして500万円以上の差があるのです!

もちろん、学費が安く抑えれらる公立の看護専門学校は入試の倍率が高かったり、卒業までのカリキュラム内容が難しい場合がありますが、
看護師を目指す強い志」があれば、
決してハードルの高いことではないと思います。

現場で即戦力として働けることを意識した教育内容を受けることができる

これは、私たちMC訪問看護ステーションの看護師の事例を元に説明していきます
東京都内の公立の看護専門学校のカリキュラムでは、学生時代の基礎看護学の実技テストに点滴作成の項目があります。
この内容は、
①薬剤の入ったアンプル容器・バイアル容器を実際に溶解(溶かす)させる
②薬液を注射器で生理食塩水などに混ぜる
③作成した薬剤を点滴ルートに満たすまで

この一連の流れを実技テストの内容とし、指導者の合格が出るまで繰り返し練習するという内容になっています。

点滴作成は、新人看護師が現場でぶつかる、看護技術の最初の壁の一つだと思います。
この点滴作成の看護技術があると、
”看護師の業務できる!”という自信につながりますし、
新しく看護師業務を覚えていくための良いステップだと思います。

実際、看護大学出身の看護師は、
「点滴作成に慣れるまでは大変だった。」
「点滴作成するのが大変作業だと思っていなかった」
「学生時代に、点滴作成する実技の時間は少なかった」
という意見が聞かれました。

一方で、現場の先輩看護師からすれば、
「すぐに点滴を作ることができる。」
「他の仕事も挑戦させてみよう。」
と新人看護師への評価が高まり、良い効果が生まれます。

一方で、個人差はありますが、点滴作成に慣れるまで半年以上かかる人もいるので、
学生時代からしっかりと現場を意識した技術を身につけることは、
看護師としての自信につながりますし、看護師の仕事が楽しいと思える瞬間になるかもれしれないですね。

付属の病院や実習先の関連病院への内部推薦枠がある

大学病院や国公立系の病院は付属の看護専門学校を設けていることが多く、その内部生を職員として採用しているケースがあります。
病院により、内部生の採用人数は違いますが、
訪問看護ステーションMCの看護師の体験談だと
東京都内の有名な病院で、
内部生採用率90%以上” のところもあると言われています。

もちろん、内部生とは言っても、就職内定率は100%ではなく学内の成績や実習での様子も評価の対象となるようです。
しかし、入社試験の筆記試験・面接対策・小論文対策などの勉強する時間を考えたら大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。
採用する病院側からしても、

病院の理念・患者の病気・職員の雰囲気がわかる看護師を採用した方が、離職率は下がるし、より良い職場環境を作るには良いですね。

大学よりも1年早く現場に出ることができる

子どもの時から看護師に憧れている人、社会人経験を経て看護師になりたいと思っている人たちで、
1日も早く現場で働きたい
と思っている人たちに向いていると思います

まとめ

いかがでしたでしょうか。

年々、看護師の需要は高まり、
病院だけではなく、介護施設・保健所・企業など

看護師の活躍する場所は広がりつつあります。

ぜひ、このブログを参考にしていただき、
一人でも多くの看護師の仲間が増えることが願っています。

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