2025年2月19日
ロホクッションとは?介護・リハビリ現場から日常生活まで支える安心クッション

以前ブログで紹介した、
噛むスイッチが改良されました。
以前紹介しました噛むスイッチは、
吸引チューブを使った方法で作成しました。
※手作りでできる噛むスイッチの紹介(吸引チューブVersion) https://mc-misato.com/archives/6930
今回紹介するシン噛むスイッチは、
ピエゾセンサーを使用しています。
そのため、
感度の調整が行いやすくなりました。
また、
セッティングをする上でも、
ナイスな工夫を取り入れています。
ぜひ、
進化したシン噛むスイッチを作成してみてください。
目次
噛む(英語:bite)とは、
上下の歯でものを挟んだり、
砕いたりすることです。
そのためには、
顎関節という関節を、
噛む筋肉で動かすことで、
噛むことができます。
でも、
関節をあまり使いすぎると、
顎関節症という関節症になってしまい、
耳やこめかみなど痛みが生じることがあります。
しかし、
ALSという神経難病を患っている方では、
手や足を動かしたりするよりも、
自分の意志で動かしやすい動きことがあります。
今からお伝えする内容は、
手や足が動かしづらい人でも、
スイッチ操作ができる方法の一つとなります。
そのため、
スイッチの選定に悩んでいる、
ご本人様や、
家族の方、
介護者やスタッフの方、
が知ってほしい内容となります。
「噛む」という動作は、
本来であれば力が強く、
使うことが多くなることで関節症を生じてしまう可能性があります。
その反面、
動きの幅がおおきく、
わかりやすいというメリットもあります。
なので、
セッティングが行いやすい為、
介助者でも分かりやすいです。
今回使用しているのは、
ピエゾニューマチックセンサースイッチ(PPSスイッチ)と呼ばれるものをアレンジしたものです。
PPSスイッチは、
本来、
額や指の関節など、
僅かな動きができるところに貼り使用します。
しかし、
僅かな動きをしているところにスイッチを使うことは、
観察力や、
巧緻性などの能力が必要となります。
そのため、
再現することが難しいというデメリットがありました。
作成した、
シン噛むスイッチは、
逆に動きが大きいところに繊細なセンサーのスイッチを使用するという、
逆転の発想で誕生しました。
本来は繊細なセンサーなのに、
力が大きい「噛む」ことに使っても大丈夫なのか?
と疑問が出てくると想います。
それに対しては、
繊細なセンサーを丈夫にすることで、
解消しました。
紹介したスイッチを通して、
私達サポートハウスみさとヴィラが大切にしていることは、
「ここに来てよかった」
と利用者様に思ってもらうことです。
そのためには、
できないから諦めないで、
どうやったらできるかを考え続けることが必要だと想います。
小さい動きが分かりづらいから、
介助者がスイッチをセッティングすることができない。
利用者様もなかなかできないことに苛立ってしまう。
それなら、
大きい動きの場所を探し、
スイッチ操作ができるようになることで、
利用者や介助者がともに、
快適になることができました。
ここで、
今回作成したシン噛むスイッチを紹介させていただきます。
前回より大きく変わったこととして、
などがあります。
それでは、
詳しく説明させていただきます。
前回は、
吸引チューブを使っていました。
今回は、
ピエゾセンサースイッチに変わりました。
吸引チューブより良い点としては、
感度を調整できるため、
噛みすぎてしまうときや噛めない時に合わせた、
スイッチを提供することができます。
逆に、
悪い点としては、
ピエゾセンサースイッチは金銭がかかるという点です。
センサースイッチは一本あたり約1400円程度かかってしまいます。
また、
精密な機器ですので、
濡れてしまう事や、
強い力がかかりすぎると故障してしまいます。
吸引チューブを使っているときは、
アイロンなどを用意する必要がありました。
今回は、
アイロンは必要ない代わりに、
・指サック
・針金
・吸引チューブ
・クッション材
・透明フィルム
が必要となります。
指サックを使用する事で、
噛むときに濡れても大丈夫な仕様となっています。
今回のスイッチで一番のpointは、
この工夫になります。
では、
どのような工夫を取り入れているか?
それは、
口で固定するところが「フック」になっていることです。
なぜ、
「フック」になっているか分かりますでしょうか?
そうです、
眠いときなどに反射的に起きる、
「あくび」
に対応するためです。
以前の噛むスイッチでは、
吸引チューブしか使っていないため、
中に針金を入れると口腔を傷つけてしまう可能性があり、
使用できませんでした。
また、
曲げたりすると、
空気圧を使用しているため、
誤作動やスイッチがならないなどの現象が生じてしまいます。
しかし、
今回はピエゾセンサーの先端がスイッチとなっているため、
先端以外は曲げても大丈夫なのです。
なので、
口に傷をつけずに、
針金を使ってフックにすることが可能となりました。
フックにすると、
あくびのような上下運動に対しても、
セッティングに影響を少なくすることができました。
※下の写真はシン噛むスイッチできるまでの(仮)シン噛むスイッチです。
針金の長さが長いので、
取り扱いが難しいです。
ジップロックでは口の中の感触が良くないので、
利用者様が不快な思いをしてしまいました。
上に書いてある事以外にも、
色々なことをトライアンドエラーを繰り返し、
今の形となりました。
今回のスイッチを実際に使ってみて感じたポイントを2つお伝えすると、
でした。
セッティングは、
口角にフックを引っ掛ける感覚でできました。
口の動きは大きいので、
目視でもズレなどがわかりやすかったです。
スイッチを使用しているときは、
ずれてしまったり、
環境が変わったりすることで、
スイッチの反応が鈍くなってしまい。
調整が必要なことが多いのですが、
今回は全然調整いらずの生活を過ごすことができました。
噛むことは本来、
力が強いですし、
使いすぎると関節症を生じてしまうことがあります。
その為、
噛む動作を活用したスイッチを作成することは少ないです。
その反面、
動き自体は大きいので、
セッティングが行いやすいです。
スイッチを作成するときは、
利用者様や介助者のことを考える必要があります。
今回のスイッチは、
まさに、
利用者様も介助者のことも考えられたスイッチだったと想いました。
リハビリテーション科では、
「利用者の望みに寄り添い、
そのお手伝いをする」
利用者さんの想いを知る為にコミュニケーションを大切にして、
どんな関りができるのか検討し、
専門知識を活かしたサービス提供を行っていきます。
PPSスイッチをお持ちの方で、
なかなかうまく使うことができない方がいらっしゃいましたら、
ぜひ作成をしてみてください。
まずは、
吸引チューブを利用した噛むスイッチの方が簡単につくれますので、
作成してみてください。
具体的な作り方は、
手作りでできる噛むスイッチの紹介(吸引チューブVersion) https://mc-misato.com/archives/6930
をみていただければ幸いです。
それでも、
利用者様や介助者にあったスイッチができなかった場合は、
シン噛むスイッチを作成してみてください。
準備するものや、
工程はシン噛むスイッチの方がおおいですが、
満足いくスイッチが作成できると想います。
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スマイルスプーン
口を閉じることに障害があり、食べ物を口の中に入れることが困難な方をサポートするスプーン。スライドして適量を押し出し、飲み込みやすい下の上の位置に食べ物を運ぶことが可能です。食べる側も介助する側もストレスなく、楽しい食事の時間を過ごせます。
好きなものを食べられる、飲める(経口、胃ろう)
利用者さまの食べたいもの・飲みたいものをできるだけ実現させるため、さまざまな工夫を取り入れています。気管切開を行い人工呼吸器を使っている利用者さまでも、食事やスイーツなどを食べやすい形状にしてお口で味わうことや、胃ろうを通してアルコールを摂取することが可能です。「胃ろうからお酒?」と驚かれるかもしれませんが、MCではできる限り利用者さまのご希望に沿えるよう、体調と相談しながら柔軟な対応を行っています。
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視線検出式入力装置を接続した、目の動きによる文字入力ができる意思伝達装置。文字だけでなく絵文字も使用できるのが特徴で、伝え難い感情のニュアンスを表現することが可能です。また、体の部位を示す絵文字と操作に関する絵文字を組み合わせるなどの工夫で、通常の文字を入力するよりも素早いコミュニケーションを実現できます。
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透明文字盤
アクリル板などの透明な板に「はい」「いいえ」や「50音」等が書かれており、介助者が文字盤を指さししたり、見つめている文字が利用者さまと介助者の瞳を結ぶ視線の中心に来るように文字盤を動かして使用します。目線が動かせる方なら外出先など場所を問わず手軽に使用できるため、欠かせない意思伝達アイテムです。
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