2025年7月5日
“遠回り”と“自己満足”の先に見た光。ある施設長が目指す『いつでも傍に居る』介護とは

呼吸器を使用している利用者様と職員が草加のタコス専門店へ行ってタコスを買いに行きました。
以前から自宅へ帰りたいと希望があった利用者様ですが、コロナ禍の為離床の機会が減ったことなどもあり、いますぐ自宅に帰るのは難しい状況でした。
そのため、タコスを食べたいと希望があったので、自宅に帰る前の練習も兼ねて感染対策を行い、実際に買いに行きました。
担当している看護師と介護士が付き添い草加市まで行きました。
道中、看護師はバイタルサインをチェックや適時吸引を行ったり、介護士は利用者様が車酔いをしないように頭を押さえるなど、安全にかつ、快適に過ごせるように支援しました。
本来、行く予定だったお店がまさかの閉店していたというトラブルが発生しました。
しかし、職員の臨機応変な対応で、別のお店を探し出して向かうことで、無事タコスを購入することができました。
当施設では、90分間以内の外出に関しては、人員や車両などによってはご希望に添えない場合もありますが、無料で支援を行わせていただいています。
呼吸器を利用されている方は、ベッド上臥床などが多くなりがちです。
しかし、安全管理や計画的に行うことで、外出することが可能となります。
今回利用された利用者様も、また外出したいと希望がきかれたり、実際に付き添った職員も、付き添いに自信がつき、またやっていきたいなど、とても良い反応がありました。
利用者に
「ここに来て良かった」と思っていただけるように、
これからも努めていきます。
みさとヴィラ
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透明文字盤
アクリル板などの透明な板に「はい」「いいえ」や「50音」等が書かれており、介助者が文字盤を指さししたり、見つめている文字が利用者さまと介助者の瞳を結ぶ視線の中心に来るように文字盤を動かして使用します。目線が動かせる方なら外出先など場所を問わず手軽に使用できるため、欠かせない意思伝達アイテムです。
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意思伝達装置/OriHime eye+Switch
視線やわずかな動きで思いを言葉に変える、社会参加を実現する革新的な意思伝達装置。視線入力やスイッチ入力で文字を選び、合成音声でスピーチができるため、ALSなどの神経難病の方々も自由に意思を伝えられます。家族や介護者とのコミュニケーションはもちろん、テレビ操作やインターネット利用など、日常生活の多くの場面で活用可能。OriHemeにはカメラやマイク、スピーカーが搭載されており、周囲を見渡したり、会話にリアクションするなどその場にいるようなコミュニケーションを実現し、生活の質を大きく向上させる可能性を秘めています。
床ずれ防止用具/ここちあ
食事介助や離床などの背起こしケア時に発生する「床ずれリスク」を軽減するために開発されたエアマット。ベッドと連動した自動圧力調整機能を搭載しており、背上げ角度に応じてマットレス内の圧力を自動で調整し、体勢をしっかり保持して床ずれを予防します。操作パネルにはガイダンス機能付きのフルカラー液晶画面を採用。約10分で空気を充填できるエアポンプを備えているほか、停電時にも安心して使用できる設計で、使い勝手と安全性に配慮しています。
好きなものを食べられる、飲める(経口、胃ろう)
利用者さまの食べたいもの・飲みたいものをできるだけ実現させるため、さまざまな工夫を取り入れています。気管切開を行い人工呼吸器を使っている利用者さまでも、食事やスイーツなどを食べやすい形状にしてお口で味わうことや、胃ろうを通してアルコールを摂取することが可能です。「胃ろうからお酒?」と驚かれるかもしれませんが、MCではできる限り利用者さまのご希望に沿えるよう、体調と相談しながら柔軟な対応を行っています。
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