2026年3月11日
皆さんは「ロホクッション」という言葉を聞いたことがありますか?
これは主に介護やリハビリの現場で活躍する、体圧分散機能に優れた特殊なクッションです。
「座っている時間が長いとお尻や腰が痛くなる」「床ずれが心配」といった問題を解決するために生まれました。
本記事では、介護士や理学療法士・作業療法士の皆さまはもちろん、ご家族や一般の方にも分かりやすく、ロホクッションの特性や役割、使用方法をご紹介します。
ロホクッションとは?
ロホクッションは、車椅子ユーザーや医療関係者の間で広く知られる、体圧分散に優れたクッションです。エアセル(空気室)と呼ばれる独自の構造が特徴で、座った時の圧力を均等に分散し、床ずれを予防します。そのため、特に長時間の座位を必要とする脊髄損傷や脳梗塞の方、神経難病の方など、褥瘡リスクの高い方に特に適しています
- ロホクッションの基本機能
- エアセル内の空気移動により、一点に集中しがちな圧力を分散。座骨や臀部への負担を軽減します。
- エアセルが体の動きに合わせて柔軟に動くため、摩擦やズレによる皮膚への負担を軽減します。
- 軽量で持ち運びやすく、難燃性素材を使用。水洗いも可能で清潔に保てます。
- 主な対象者
- 介護施設や医療機関の利用者
- リハビリ中の患者
- 在宅で長時間座る方
- 車椅子を使用される方
ポイント: どなたでも、長時間座る環境では効果的に使用できます。ただし、ご自身で動くことができる方は適さない可能性がございますのでリハビリ職へご相談ください。
ロホクッションの種類と選び方
ロホクッションには、主にセルの高さ(ハイタイプ、ミドルタイプ、ロータイプ)と、ポリエチレンフォームを併用したハイブリッド型、カバーやバルブの違いがあります。
セルの高さによる分類
- ハイタイプ(約10cm): 最大限の体圧分散効果があり、床ずれのリスクが高い方や脊髄損傷の方におすすめです。
- ミドルタイプ(約8.3cm): 体圧分散と座位バランスを両立したい方、床ずれ予防と安定性を求める方に適しています。
- ロータイプ(約5cm): 安定性が高く、自力で座位を保てる方や、活動的な方におすすめです。
選び方のポイント
- 床ずれリスクの程度: 高リスクの方はハイタイプ、低リスクの方はロータイプが推奨されます。
- 座位バランス保持能力: 安定性を重視するならロータイプ、体圧分散とのバランスを重視するならミドルタイプが良いでしょう。
- 使用環境: 車椅子だけでなく、通常の椅子や運転席など、使用場所に合わせて選びましょう。
- 活動レベル: 活動的な方はロータイプ、長時間座る方はハイタイプが適しています。
ロホクッションが必要な理由
- 褥瘡(じょくそう)予防
- 体圧を分散し、同じ部位に圧力がかかることを防ぐ。
- 姿勢保持のサポート
- 正しい姿勢を保ち、筋肉や骨格への負担を軽減。
- 快適性の向上
- 長時間座っていても快適に過ごせる。
ポイント: 「快適に座れること」が、日常生活の質やリハビリ効果を高めます。
正しい使用方法とメンテナンス
① 空気圧の調整
- 利用者の体型や体重に合わせて空気を調整することが重要。バルブから専用の空気入れを使うことで簡単に空気圧を変えることができます。
② 定期的なチェック
- 空気漏れや破損がないか定期的に確認。
③ 清潔に保つ
- クッションは定期的に清掃し、衛生状態を維持。
ロホクッションの選び方
- サイズと形状: 使用者の体型に合ったものを選ぶ。
- メンテナンス性: 清掃しやすく、耐久性のあるものを選ぶ。
- 専門家のサポート: 導入時は専門家のアドバイスを受けることがおすすめ。
ポイント: 導入前に専門家へ相談することで、最適な選択ができます。
おわりに
ロホクッションは、介護・リハビリ・在宅ケアの現場で欠かせないサポートアイテムです。
- 「利用者の快適性向上」
- 「介護者の負担軽減」
- 「生活の質(QOL)の向上」
当社では、福祉業者様や相談員と連携をとり、導入から運用サポートまでしっかりと対応いたします。
興味を持たれた方やご相談がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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