2024年7月12日

夏本番!!ノイエにて、感染症対策に手洗いチェックをおこないました!

最近は少し外に出ると汗ばむ、暑い夏になってきましたね。暑い夏は、食中毒や感染症のリスクが高まります。そんな時こそ、基本的な感染対策として重要な「手洗い」を見直してみませんか?実は、多くの人は手洗い方法にクセがあり、その方に合わせた手洗い方法が必要です。手洗い方法を誤解したままですと、洗い残しによって感染リスクを高めてしまいます。

そこで今回は、感染症対策に役立つ、正しい手洗いの方法とポイントをご紹介します。


感染症予防の重要性

 感染症は特に高齢者や免疫力の低下した人々にとって重篤なリスクです。夏は気温が高くなり、細菌やウイルスの繁殖が活発になる時期でもあります。そのため、適切な感染症対策が必要です。特に注意したい感染症は下記の3点です。

  • 食中毒: 暑い時期は食中毒菌が繁殖しやすいため、特に注意が必要です。
  • ノロウイルス: ノロウイルスは、冬だけでなく夏にも流行するウイルスです。
  • 手足口病: 手足口病は、夏に流行するウイルス性の感染症です。

先程の感染症以外にも、接触感染する病原菌として、インフルエンザ(飛沫感染もある)や黄色ブドウ球菌などもあり、注意が必要です。


洗い残しの危険性

手洗いは感染症予防の基本ですが、洗い残しがあると効果が十分に得られません。

特に、指の間、手の甲、爪の周りの部分が残りやすいと言われています。

出典:高齢者介護施設における感染対策マニュアル改訂版(2019年3月)参照

当施設において手洗いチェックをしてみましたが、上記の部分で洗い残しが見られました。また、比較的若い方の方がキレイに洗うことができていました。中高年でシワが多い方はシワの部分の汚れが落としづらい傾向が見られます。さらに、若い方でも手荒れしている方は落ちていない箇所が見られます。

洗い残しを起こさないためにも、爪やハンドケアに気をつけることが必要となります。

正しい手洗いの方法

  1. 水道の蛇口を開け、ぬるま湯で手を濡らします。 
  2. 石けんを手のひらに取り、よく泡立て手のひらを洗います。 
  3. 手の甲を伸ばすように洗います。
  4. 指先・爪の間を念入りに洗います。
  5. 指の間を洗います。
  6. 親指をねじりながら洗います。
    • 手のひら、指の間、爪の周りは洗い残しやすいので重点的に洗い、20秒以上石けんでこすります。
  7. 手首を洗います。
    • 手首は洗い忘れやすい箇所なので忘れずに洗います。
  8. 水道の蛇口を開け、しっかりと手を洗い流します。
  9. タオルで手をしっかりと拭きます。

調理など行う際はもう2度手洗いを行うようにしましょう。

『手洗いチェック&指導🖊』

先日ノイエにて、職員全員が感染症対策の一環として、手洗いチェック及びポイントの確認をおこないました。

では、さっそく手洗いチェックがどのようなものかを見ていきましょう👀。

手洗いチェック用の専用液を手になじませる。

まずは、手洗いチェック用の液を手になじませます。

いつもの感じで1回目手洗い

普段、自分がおこなっている手洗いをします✋。

職員は、日ごろから気を付けているため、手洗いはしっかりしています。

手洗いチェック1回目

職員が作った手作りの手洗いチェック機で、ちゃんと洗えているかをチェック!

丁寧な手洗いでも、指の付け根にチェック液が少し残っています。

手洗いのポイントの確認と指導

ポイントを確認します。

2度洗いが大切なようです。

手洗いの注意点の指導を行います。

手にあるミゾなどに汚れが残りやすいようです。

2回目の手洗い

手洗いのポイントを確認したので、2回目の手配をします。

2回目チェック

2回目のチェックでは、指の付け根の液が綺麗に落ちました✨。

自分の手洗いを振り返り

最後に、自分の手洗いの注意する点を記入して、今後の手洗い時に気を付けます。

以上、手洗いチェック&指導でした。

まとめ

夏の季節は感染症予防が特に重要です。正しい手洗いを実践し、洗い残しを防ぐことで、感染リスクを大幅に減少させることができます。組織内に感染委員を設け、感染症対策を推進することで、より安全で健康的な環境を実現しましょう。


株式会社MCでは、

一人ひとりの個性に「フォーカス」し、

真摯に寄り添う姿勢を、「M」「C」の一部をトリミングすることで表現しています。


参考サイト:

「高齢者介護施設における感染対策マニュアル改訂版(2019年3月)」の公表について

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