2026年1月2日
「アラーム検知之助」がもたらすの安心

CPAP(持続陽圧呼吸療法)は、睡眠時無呼吸症候群の治療で知られています。CPAPを使用することで気道を開存させ、安定した呼吸を維持することができます。※病状によってはかえって気道が狭まってしまう可能性があるため、定期的な評価が必要です。
当介護施設において、ALSや多系統萎縮症といった神経難病を抱える入居者にとっても、呼吸ケアは生命維持に欠かせない重要な課題です。今回、私たちの施設では職員を対象としたCPAPの体験会を実施し、職員が体験を通じて効果や課題を共有する機会を設けました。本記事では、その体験会の様子と、看護師のインタビューを通じて得られた知見を紹介します。
CPAPは、睡眠時無呼吸症候群や呼吸不全に有効な治療法として広く知られています。しかし、実際に触れる機会は少ないのが現状です。CPAPの設定は医師が行いますが、装着や操作は利用者様が行えるシンプルな仕様となっています。そのため、職員が実際にCPAPを体験し、利用者へ実体験を踏まえお話できるようにするための体験会を開催しました。
今回お借りした機種に関しては、利用者が触れるのは電源ボタンのみのとてもシンプルなモデルでした。
体験会に参加した職員からは、「気道が広がる感覚がある」「マスクによっては耳の不快感がある」「機器の操作はシンプルで、初めてでも扱いやすい」という声が聞かれました。電源を押すだけで作動し、設定も容易であると感じた方が多いと感じました。
CPAPのセットアップは、マスクの装着に少し慣れが必要ですが、準備自体はスムーズに進めることができました。洗浄も簡単で、一度習得すれば日常的に行えるとのことです。また、マスクの装着は空気が漏れないように調整することが重要なポイントです。
一部の職員からは、マスクを使用した際に耳に不快感を覚える声がありましたが、これは慣れで改善できると考えています。また、寝ている間は口を閉じることで、呼吸が楽になることを伝えましたとのことです。説明時には、簡単でわかりやすく、守るべきポイントに絞った説明が効果的だったとのことでした。
CPAPを使用することで、夜間の呼吸状態が安定し、利用者の生活の質向上に大きく貢献できる可能性があります。特に、睡眠時無呼吸症候群の方にとって、サポート感を得られる点は非常に重要です。
一方で、今回の体験会はレンタル期間が短く、すべての職員が十分に体験できなかったという課題も浮上しました。また、職員への声掛けのタイミングやサポートがもっと必要だったという指摘もあり、今後の改善が必要です。
当施設では今後CPAPだけでなく、BLS(一次救命処置)の研修をさらに広げ、施設全体で急変時にも対応できるスキル向上を図ることが重要と考えています。
CPAP以外にも、呼吸ケアの新しい技術や機器に関する勉強会や体験会を取り入れ、より効果的なケアを提供できる環境を整えていきたいと考えています。また、体験会を通して、実体験を持って説明を行えるような職場環境を目指しています。
CPAP体験会を通じて、体験することの重要性とその可能性を強く感じました。今後、CPAPをはじめとした呼吸ケアの取り組みによって、納得感を持った説明を入居者様へ行えるように、引き続き取り組んでいきたいと考えています。
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伝の心
センサーを使用して身体の一部をわずかに動かすだけで、文字をパソコンに入力できる意思伝達装置。 DVDやテレビなどのリモコン操作、インターネットや電子メールなど、介護者の力を借りることなく、利用者さまが多くのことを自由に行うことができます。これまでの仕事を継続する・新しい活動を始めるなど、さまざまな可能性を広げるツールであり、ALS当事者で国会議員の舩後靖彦氏も使用していることで知られています。
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リフト(スリングシート)
自力で移動できない利用者さまを介助リフトで運ぶ際に使用するシート状の補助具。頭から全身を包み込むハイバック型、頭を支える必要のない人に適したローバック型、介助者が取り扱いやすい脚分離型などのさまざまな種類があります。身体状態や体重等を考慮して、その方に合ったスリングシートを選択します。

意思伝達装置/OriHime eye+Switch
視線やわずかな動きで思いを言葉に変える、社会参加を実現する革新的な意思伝達装置。視線入力やスイッチ入力で文字を選び、合成音声でスピーチができるため、ALSなどの神経難病の方々も自由に意思を伝えられます。家族や介護者とのコミュニケーションはもちろん、テレビ操作やインターネット利用など、日常生活の多くの場面で活用可能。OriHemeにはカメラやマイク、スピーカーが搭載されており、周囲を見渡したり、会話にリアクションするなどその場にいるようなコミュニケーションを実現し、生活の質を大きく向上させる可能性を秘めています。

透明文字盤
アクリル板などの透明な板に「はい」「いいえ」や「50音」等が書かれており、介助者が文字盤を指さししたり、見つめている文字が利用者さまと介助者の瞳を結ぶ視線の中心に来るように文字盤を動かして使用します。目線が動かせる方なら外出先など場所を問わず手軽に使用できるため、欠かせない意思伝達アイテムです。
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