2021年9月2日

意思伝達装置「伝の心」

意思伝達装置「伝の心」

サポートハウスみさとヴィラ・サポートハウスノイエには、

意思伝達装置「伝の心」と呼ばれるコミュニケーションツールを使用されている方がご入居されています。
この機械は主に、ALSなどの神経難病の方々に使用されることが多く、ご入居様と介護者との意思疎通を図る際に使用されます。

伝の心とは

株式会社日立ケーイーシステムズから販売されている意思伝達装置です。 特徴は、パソコンに接続することでYouTube視聴・テレビ画面操作をすることができ、メール作成など文章入力も可能です。 また、伝の心とエアコンや電灯操作に連動することで、介護者の力を借りることなく、お一人で自由な操作を行うことが可能です。

対象者

ALSなど神経難病の方などで意識がしっかりされており、身体の動きに障害があるため意思伝達がうまく行えない方を対象としたコニュニケーションツールです

外見と使用方法について

指先や前額部にピエゾセンサーと呼ばれるスイッチを取り付けて使用します。また、エアバックセンサーと呼ばれる、クッションのようなエアバックにセンサーが内蔵されておりそのスイッチを押すことで
TVチャンネルの切り替え・ナースコールの呼び出しなどを行うことが可能です。
ALSなど神経難病の方々は、身体の動きに障害があるため指先・前額部(おでこ)・眉間などの動かせる身体の一部を使って使用します。

介護者の感想

実際にケアを提供する、現場スタッフからの意見になります。

  • 利用者さまと会話ができるので、利用者さまがお伝えしたいことを理解することができる
  • パソコンを使うことで、電化製品(TV・メール作成・照明の切り替えなど)をご利用が可能になる
  • 病気の進行によって、指先の操作が難しくなった時は前額部(おでこ)など動かすことができる身体の一部を選択できる
  • できる限り利用者さまの思いを汲み取ったケアを提供し続けていきたいと思います

まとめ

伝の心は、パソコンとの接続設定することで介護者の力を借りることなく、多くのことがお一人で行えるようになります。そのため、介護者を待つことなく利用者様が自分でTVの操作やエアコン操作など、メール文章の打ち込みが可能になっています。また、利用者と介護者が会話ができ、コミュニケーションを図ることができる装置だとおもいます。
ALSなど神経難病の方々は、進行性の病気であるため身体の動きの変化に合わせて、意思伝達装置の選択が必要になってきます。より良い選択をし、「自分らしく生きる」サポートができると思っています。

リハビリ科

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意思伝達装置/OriHime eye+Switch

視線やわずかな動きで思いを言葉に変える、社会参加を実現する革新的な意思伝達装置。視線入力やスイッチ入力で文字を選び、合成音声でスピーチができるため、ALSなどの神経難病の方々も自由に意思を伝えられます。家族や介護者とのコミュニケーションはもちろん、テレビ操作やインターネット利用など、日常生活の多くの場面で活用可能。OriHemeにはカメラやマイク、スピーカーが搭載されており、周囲を見渡したり、会話にリアクションするなどその場にいるようなコミュニケーションを実現し、生活の質を大きく向上させる可能性を秘めています。

持続吸引器/排唾管

口腔内の唾液を24時間持続的に吸引できる専用機器。唾液による肺炎リスクを下げ、夜間の介助負担も大幅に軽減します。常に口腔内に当たる吸引口の先端部分には既成のプラスチックパーツがついていますが、利用者さまによってはその硬さや大きさに違和感がある場合もあります。そこでMCでは、形や素材を手作りで工夫し、一人ひとりの好みに合わせた快適な使用感の実現を目指しています。

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お知らせ
ニューロノード

筋電図測定装置 ニューロノード

神経難病(ALS、脳性麻痺等)や事故による脊髄損傷などで動きに制限のある方々のために開発された、世界初のウェアラブルデバイス。筋電、空間、眼球の3つのモードから体の状態に応じて選択でき、微細な動きや不随意な動きも設定で調節することが可能です。Bluetooth接続によりiPadと連携し、どんな体勢でも使用できます。メール、インターネット、アプリ、SNS、勉強、ゲームなど、多様な操作が可能で、利用者の世界を広げます。

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MOMO

わずかな腕の力でも、滑らかで安定した動作ができるように支持する上肢装具。テーブルや台に固定して、上から腕を乗せて使用します。食事や読書、字を書いたり絵を描いたり、PCやタブレット端末を使ったりなど、利用者さまが日常生活の中で一人で自由に取り組めることを増やせるようサポートします。

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