2021年12月29日

施設における介護保険ご利用に関して

当施設における介護保険のご利用に関して②

福祉相談室より投稿いたします。

前回、要介護度に対する単位の説明をさせていただきました。今回は単位における実際の訪問についてご説明いたします。

当施設は8:30〜17:30に多くの職員が在籍しており、この時間帯に利用者様の居室に訪問時間を設け身体介護に携わらせていただいております。
17:30〜翌朝8:30までは夜勤体制となり、定時の排泄交換、体位変換、コール対応が主となります。

1回の訪問時間は基本30分であり、身体介護を行います。

身体介護は、

    • 食事介助
    • 排泄介助
    • 入浴介助
    • 体位変換
    • 口腔ケア
    • 手浴・足浴

などを行います。

1回30分の訪問介護の単位数は250単位( ※ 2021.12現在 )です。

また、訪問介護にはルールがあり、1度訪問介護を行い退室してから次の訪問介護の時間を2時間以上設けなければならないとされております。

一例を挙げて
要介護5の方と仮定し、1日あたりどの程度訪問介護が可能かをみてみますと・・・

36,217 単位 ÷ 30 日 = 約1,207 単位 (1日あたり)
1,207 単位 ÷ 250 単位  = 約 4.828 回 (1日あたり)

となり、身体介護を1日(8:30〜17:30)に約4回の訪問が可能となります。

3食の食事介助が必要な方の場合、日々3回食事介助を訪問と週2回の入浴介助(2人介助)がメインとなり、残りの単位数を必要な身体介護に関わらせていただくようになります。

“ 当施設は、訪問をさせていただきコミュニケーションをとりながら身体介護を行わせていただきます。一つの行為が終わると直ぐに退室するという関わり方ではございません。
また、当施設には、痰吸引を必要とされる方が多くご入居されております。そのため、痰吸引を行える介護職員が多く在籍しております。訪問介護の時間以外であっても、コール対応による吸引等のご対応が可能であります。

福祉相談室

関連タグの新着記事

施設入居

もっと見る

2025年1月4日

グランドフリッチャーってどんな車椅子?機能とメリットを徹底解説

  • 施設・入居
  • リハビリ
  • 神経難病
  • ALS

2024年12月30日

医療依存度の高い方の離床支援-看護師が語る、安心の「離床」ケアで広がる可能性-

  • 施設・入居
  • みさとヴィラ
  • みさとノイエ
  • 働き方
  • 神経難病
  • ALS
  • 看護
  • カルチャー

事務局

もっと見る

2025年3月31日

解決よりも大切なこと。相談援助で「共感」が求められる理由

  • 働き方
  • 事務局
  • カルチャー
  • コミュニケーション

2025年3月29日

複雑化する介護保険制度と、私たちが大切にしたいこと

  • 働き方
  • 介護
  • 事務局

施設管理

もっと見る

2024年10月24日

ノロウィルスだけじゃない!感染性胃腸炎のすべてをわかりやすく解説

  • みさとヴィラ
  • 施設管理

2023年7月22日

厚生労働大臣の定める疾病の別表第7や状態である別表第8ってなに?

  • 神経難病
  • ALS
  • 看護
  • 介護
  • 施設管理

MCライブラリー

もっと見る

床ずれ防止用具/ここちあ

食事介助や離床などの背起こしケア時に発生する「床ずれリスク」を軽減するために開発されたエアマット。ベッドと連動した自動圧力調整機能を搭載しており、背上げ角度に応じてマットレス内の圧力を自動で調整し、体勢をしっかり保持して床ずれを予防します。操作パネルにはガイダンス機能付きのフルカラー液晶画面を採用。約10分で空気を充填できるエアポンプを備えているほか、停電時にも安心して使用できる設計で、使い勝手と安全性に配慮しています。

透明文字盤

アクリル板などの透明な板に「はい」「いいえ」や「50音」等が書かれており、介助者が文字盤を指さししたり、見つめている文字が利用者さまと介助者の瞳を結ぶ視線の中心に来るように文字盤を動かして使用します。目線が動かせる方なら外出先など場所を問わず手軽に使用できるため、欠かせない意思伝達アイテムです。

関連ページ

意思伝達装置/OriHime eye+Switch

視線やわずかな動きで思いを言葉に変える、社会参加を実現する革新的な意思伝達装置。視線入力やスイッチ入力で文字を選び、合成音声でスピーチができるため、ALSなどの神経難病の方々も自由に意思を伝えられます。家族や介護者とのコミュニケーションはもちろん、テレビ操作やインターネット利用など、日常生活の多くの場面で活用可能。OriHemeにはカメラやマイク、スピーカーが搭載されており、周囲を見渡したり、会話にリアクションするなどその場にいるようなコミュニケーションを実現し、生活の質を大きく向上させる可能性を秘めています。

MOMO

わずかな腕の力でも、滑らかで安定した動作ができるように支持する上肢装具。テーブルや台に固定して、上から腕を乗せて使用します。食事や読書、字を書いたり絵を描いたり、PCやタブレット端末を使ったりなど、利用者さまが日常生活の中で一人で自由に取り組めることを増やせるようサポートします。

採用について

株式会社MCでは新卒採用、キャリア採用、アルバイト・パート採用を行っております。
募集職種など詳しくは採用情報をご確認ください。

お問い合わせ窓口

採用について、施設への入居についてなど、株式会社MCへのお問い合わせは下記より承っております。

電話:048-999-5858

電話受付時間:9:00〜17:00(月曜日~金曜日)
FAX:048-999-5827