2024年10月25日
ALSなどによりコミュニケーションが難しい方の為に開発されたウェアラブルスイッチ-ニューロノード-
1.世界で唯一のウェアラブルスイッチ
ALSや脳性麻痺などの病気により、声を出したり、体を動かすことが難しくなった方はコミュニケーションのやりとりが難しくなります。コミュニケーションのやり取りが難しくなった方の為に開発されたスイッチがニューロノードとなります。ウェアラブルとは「着用できる」、「身につけられる」という意味の言葉であり、つまりウェラブルスイッチとは「着用できるスイッチ」となります。
2.ニューロノードってどんなスイッチなの?
ニューロノードは筋電図(EMG)と空間座標計測の両方で操作が可能なワイヤレススイッチとなります。コードを必要とせず、意思伝達装置やPC、iPadなど幅広い機器で使用することができます。そのため、元々iPadを使っていた方は使い慣れたiPadを使い続けることができます。
筋電図(EMG)とは
人は筋肉を動かそうとするときに電気信号を発します。その時に発した電気信号を読み取ることが筋電図となります。そのため、筋肉を動かそうとした動き(電気信号)を識別し、スイッチとして使うことができます。
空間座標計測とは
いままでのスイッチでは特定の場所までセンサーを動かし、セッティングを行う必要がありました。しかし、ウェアラブルスイッチのためセンサーが不要であり、どのように動かしても識別可能となります。
3.スイッチを押せなくても意思を伝えられる可能性がある
ニューロノードはスイッチを押す必要はありません。筋肉の僅かな動きや電気信号を識別するため、スイッチを押すことができないため意思伝達を諦めてしまった方の希望となります。また、スイッチのフィッティングが大変だと感じている介助者にとっても、ニューロノードは装着するだけで使うことが出来るので介助者のフィッティングに対する負担も減らすことが出来る可能性があります。
リハビリテーション課では、
「利用者の望みに寄り添い、そのお手伝いをする」
利用者さんの想いを知る為にコミュニケーションを大切にして、
どんな関りができるのか検討し、
専門知識を活かしたサービス提供を行っていきます。
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