2025年11月14日
厄年から始まったバイク事故と看護師としての価値観の変化

「よし、今日こそやるぞ!」と活力がみなぎる日もあれば、職場で深くため息をつき、時間だけが過ぎるのを待ってしまう日もある。
多くの社会人が経験するこの「やる気の波」。株式会社MCは、これを個人の能力の問題ではなく、一人ひとりが持つ「特別なColor(個性)」の一部だと考えています。
もし、あなたがこの波に乗りこなせず、「もっと頑張らなければ」と自分を責めているなら、少しだけ肩の力を抜いて、私たちの物語に耳を傾けてみてください。
私たちの理念は「人の思いを実現できる会社」であること。 これは、利用者様の「こうしたい」という願いはもちろん、働くスタッフ一人ひとりの「こうありたい」という思いも尊重するという約束です。
この記事では、モチベーションという曖昧なものに依存せず、あなた自身の「Color」を輝かせながら、質の高いケアを利用者様に届け続けるためのヒントを、MCで働く仲間たちの姿から探っていきます。
かくいう私自身も、かつては「モチベーションこそ全て」と信じ、心身をすり減らしていました。以前の職場は、常に「気合」と「根性」が求められる環境。いつしか「モチベーションを高く保たなければ」と自分を追い込み、心はすり減り、仕事の質も落ちる一方でした。
燃え尽きる寸前で痛感したのは、「感情の波に、仕事の質という大切なものを委ねてはいけない」ということです。
そこから意識し始めたのが、「頑張りすぎない」という働き方。これは決して「手を抜く」ことではありません。過度な無理はせず、しかし「人の思いを実現する」というプロの責任は全うする。そのために効率を追求し、自分の心を守る。この考え方に至ったとき、私はようやく心の平穏を取り戻し、安定して利用者様一人ひとりの「Color」に寄り添えるようになったのです。
この経験は、「人財が持つ可能性を最大限に引き出す」というMCのブランドビジョンそのものです。スタッフが自分らしく、安心して輝ける環境こそが、最高のケアを生み出す基盤になると、私たちは確信しています。
MCの現場には、多様な「Color」を持つ仲間たちがいます。彼らは皆、「その人らしい生き方をともに考え、ともに挑戦する」という理念を、自分らしい形で体現しています。 あなたに近いのは、どのタイプでしょうか?
感情の波に左右されず、淡々と、しかし着実に。その冷静さの根底には、「安心・安全・優しさ」を届けるというプロとしての強い責任感があります。彼らは知っています。「頑張りすぎない」ことは、長期的に質の高いケアを提供し続けるための重要な自己管理であることを。 だからこそMCには、看取りの後に職員が後悔や悩みを共有し、心の整理をする「デスカンファレンス」のような文化が根付いています。冷静に、されど温かく。プロとして走り続けるための「心の聖域」が、ここにはあります。
「利用者様の喜ぶ顔が見たい!」その純粋な想いが、何よりのガソリンになるタイプです。特に、困難な壁にぶつかった時、彼らの真価は発揮されます。「できない理由を探すのではなく、どうやったらできるのかを考える」というMCの文化のもと、「利用者様のため」「チームのため」という想いが仲間を一つにします。 夏祭りやお花見、思い出の場所への外出といったイベントが実現できるのも、この想いがあるからこそ。「みんなで協力すれば、きっとできる!」その言葉が、今日も誰かの笑顔を咲かせています。
職場を「利用者様の『Color』を最大限に引き出すための専門的な場」と捉え、驚異的な集中力を発揮するタイプ。彼らは、最高のパフォーマンスを発揮するために、常に最高の技術と環境を求めます。 長時間でも快適な姿勢を保つ多機能車椅子「グランドフリッチャー」の選定や、日々の口腔ケア、褥瘡を防ぐポジショニングへのこだわり。その一つひとつが、専門職としての誇りと、利用者様の生活の質を高めているという確かな手応えに繋がっています。
「病気だから」と諦めない。その人の「やってみたい」をどう実現するか、まるで発明家のように探求するタイプです。彼らにとって、日々のケアは「やるべきこと」であると同時に、自身のスキルと好奇心を試す「やりたいこと」でもあります。 発声が難しい方のために、噛む動作で操作できる独自の意思伝達装置「シン噛むスイッチ」を開発したり、人工呼吸器を使いながらでも大好きなお寿司や唐揚げを味わえるよう食事の形態を工夫したり。その探求心が、利用者様の「生きる希望」を力強く支えているのです。
株式会社MCが最も大切にしているのは、誰もが持つ特別な「Color」。 利用者様一人ひとりの「Color」に光を当て、その人らしい生き方をともに考え、挑戦する。そして、その支援をする私たちスタッフ自身の「Color」も、同じように大切にする。
「やる気」が出ない日があっても、自分を責める必要はありません。それは、あなたの「Color」が違う色に輝きたがっているサインなのかもしれません。
この記事を通じて、ご自身の働き方や仲間の持つ多様な「Color」を再発見するきっかけとなれば幸いです。そして、もしあなたが今、自分の「Color」を活かせる場所を探しているのなら。
私たちと一緒に、誰かの「思い」と、あなた自身の「思い」を実現する仕事をしませんか。
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