2022年12月7日

国際医療福祉機器展 2022に参加してきました。

国際医療福祉機器展に参加し、最新のコミュニケーション機器や、福祉用具を知ることができました。

国際医療福祉機器展とは、
❛日本初の福祉機器の国際展示会であるH.C.R.は、いまやアジア最大規模に達しています。
H.C.R. 2019では、14か国1地域より438社の企業・団体が数多くの製品を展示しました。

出展:国際福祉機器展 (hcr.or.jp)
コロナ禍で2年ぶりのリアル開催であり、
最新の福祉機器などの情報を知ることができる展示会です。
国際医療福祉機器展ではセミナーも開いており、
いろいろな情報を知ることができます。
今回は特に、
ALS、多系統萎縮症、パーキンソン病などの神経難病の方が使用する最先端のコミュニケーション機器や、
様々な種類の車いす、
寝たきりの方にもおすすめされているマットレスなどを知ることができました。
また、色々な施設でも問題となっている腰痛の予防になる、
移乗動作時介助量軽減できる車いすや、
装着が簡単なパワースーツを知ることができました。
マットレスに関しては、
ポジショニングの角度や時間を数値で表記するものがあり、
ポジショニングの共有が行いやすいものがあることを知ることができました。
ベッドUpの角度は目安を作成しても介助者の体感となってしまうことが多く、

数値で表記されることによって客観的指標となり、
わかりやすくなると思いました。
セミナーではWindowsでの「簡単操作」の使い方を知ることができました。
(機器やバージョンによっては「アクセシビリティ」など呼び方が違うので注意!)
脊髄損傷の方が顎の少しの動きにてスクリーンキーボードを使用する症例の方を紹介して
いただき、
今までにない方法を知ることができました。
その方は顎先に白いマークをつけて、
パソコンの上においてあるセンサーで白いマークの動きを読み取っているとのことでした。
また、
ウェアラブルEMGデバイス「ニューロノード・トリロジー」という、
位置変化や筋電図を用いた無線のデバイスなどを知ることができました。
(とても良いものでしたが、価格が約180万円と高額です)
セミナーを通して改めて知ったことですが、
セミナー内容が当施設ではすでに実践していることが多く、
当施設におけるコミュニケーション支援の質が高いと感じました。
今後は当施設での取り組みを外に発信していくことが大切なのではないかとも思いました。
神経難病に対するコミュニケーション支援は汎用性より個別性がたかくその人に合わせた
支援が必要であり、
そのためにはたくさんの個別ケースを知ることが大切なのではないかと思いました。
セミナーの先生の話を聞いているうちに、
今後はどんどんAIなどが発達し、
ALS、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、パーキンソン病などの障害を持った人が自分で環境制御などを開発する時代になっていくと感じました。
株式会社MCは,
職員が幸せに働けない会社が、人を幸せにできるはずがない。
皆様の自己実現に繋がるよう、株式会社MCは応援していきます。

 

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ニューロノード

筋電図測定装置 ニューロノード

神経難病(ALS、脳性麻痺等)や事故による脊髄損傷などで動きに制限のある方々のために開発された、世界初のウェアラブルデバイス。筋電、空間、眼球の3つのモードから体の状態に応じて選択でき、微細な動きや不随意な動きも設定で調節することが可能です。Bluetooth接続によりiPadと連携し、どんな体勢でも使用できます。メール、インターネット、アプリ、SNS、勉強、ゲームなど、多様な操作が可能で、利用者の世界を広げます。

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ピエゾニューマティック(PPSスイッチ)

筋肉の「ひずみ」や「ゆがみ」で作動するピエゾセンサーと、指先の僅かな動きで作動するエアバッグ(ニューマティック)センサーの2種類を選択できるスイッチ。いずれも感度調整が可能で、僅かな力でも操作できるため、幅広い方にご使用いただけます。MCでは更にチューブを利用したカムスイッチを作成し、接続して使用しています。

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透明文字盤

アクリル板などの透明な板に「はい」「いいえ」や「50音」等が書かれており、介助者が文字盤を指さししたり、見つめている文字が利用者さまと介助者の瞳を結ぶ視線の中心に来るように文字盤を動かして使用します。目線が動かせる方なら外出先など場所を問わず手軽に使用できるため、欠かせない意思伝達アイテムです。

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マクトス

音声や文字によるコミュニケーションが困難な方のための支援機器。筋電、眼電、脳波などの生体信号を検知し、設定した値(閾値)を超える信号を検知すると、スイッチ操作やコールが鳴るように設定できます。指の動きや視線の動き、瞬きなどが難しくなった方も、家族やスタッフとのコミュニケーションを取ることが可能です。

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