2021年12月4日

見学対応時のご相談案件〜ご入居後の生活について part.2

見学対応時のご相談案件〜ご入居後の生活について part.2

前回投稿からの続きです。

無事ご入居となり、日々の健康状態の確認、3食の食事介助、ポジショニング、吸引、経管、拘縮予防・機能維持を目的としたリハビリテーションの介入となりました。
日々、誤嚥にも注意し肺炎を発症することなく過ごされていましたが、ALSの疾患の進行とともに呼吸苦の症状がみられるようになりました。
人工呼吸器を使用しないとの意思で入居し生活をされていましたが、口鼻マスクの人工呼吸器(BIPAP)をしようする意思が確認でき、使用開始となりました。

しばらく、BIPAPで呼吸苦の症状に対応していましたが、訪問時間に何度かご本人に気管切開の意向についてお尋ねし傾聴しました。
誤嚥のリスクを極力少なくする手術があり、人工呼吸器を使用しての生活でもお口から食事を楽しむことを継続できる。
などのお話もさせていただきました。
利用様の状況も日々変化していく中で、ご本人から手術を希望する旨のお言葉をいただき、入院し手術できるよう手続きをいたしました。
このような場面に、受診等速やかに動くことも福祉相談室の役目であります。

誤嚥のリスクを下げる手術を行い、人工呼吸器使用の状態となり施設に戻って来られました。現在も、お口からのお食事を摂られています(胃ろうによる栄養剤と併用)。
“人工呼吸器を使用する選択をして良かった”
とのお言葉も聞かれました。

当施設は入居される前から人工呼吸器を使用している方のご相談も多くいただきます。また、当施設に来られてから人工呼吸器を使用する方もいらっしゃいますので、今回ご紹介させていただいた方のような対応が可能な施設です。
人工呼吸器の使用については、延命と判断し希望されない方もいらっしゃいます。入居前、入居後に確認した意志は病状によって変わることでもあります。私どもは利用者様の意思を尊重し、都度聴取出来た希望に応えていく施設であります。

福祉相談室

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視線やわずかな動きで思いを言葉に変える、社会参加を実現する革新的な意思伝達装置。視線入力やスイッチ入力で文字を選び、合成音声でスピーチができるため、ALSなどの神経難病の方々も自由に意思を伝えられます。家族や介護者とのコミュニケーションはもちろん、テレビ操作やインターネット利用など、日常生活の多くの場面で活用可能。OriHemeにはカメラやマイク、スピーカーが搭載されており、周囲を見渡したり、会話にリアクションするなどその場にいるようなコミュニケーションを実現し、生活の質を大きく向上させる可能性を秘めています。

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「ココヘルパ」は、スタッフの負担軽減と入居者さまの安全確保に貢献する、頼もしい無線式ナースコールシステム。さまざまなスイッチに接続することができ、ボタンを押すのが難しい利用者さまでも安心して操作できます。スタッフのスマートフォンと連携すれば、施設内のどこからでも呼び出しに対応でき、さらにその場で対応記録を入力することで、業務のペーパーレス化や効率化にもつながります。最近では、離床センサーなどを組み合わせ、利用者さまの状態を一括して把握・管理するなど、活用範囲がますます広がっています。

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神経難病(ALS、脳性麻痺等)や事故による脊髄損傷などで動きに制限のある方々のために開発された、世界初のウェアラブルデバイス。筋電、空間、眼球の3つのモードから体の状態に応じて選択でき、微細な動きや不随意な動きも設定で調節することが可能です。Bluetooth接続によりiPadと連携し、どんな体勢でも使用できます。メール、インターネット、アプリ、SNS、勉強、ゲームなど、多様な操作が可能で、利用者の世界を広げます。

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MC大学

MCの全社員を対象とした学びの場。次世代の医療介護業界のプロフェッショナル人材を早期に育成することを目的としています。また、能力や経験の豊富なスタッフが社内講師役を務めることで、彼らも教えることを通じて学び、知見を広げています。私たちMCは成長し続ける企業であるために、社員一人ひとりが興味のあることを積極的に学び続けられる環境を大切にしています。

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