2025年1月4日
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CPAP(持続陽圧呼吸療法)は、睡眠時無呼吸症候群の治療で知られています。CPAPを使用することで気道を開存させ、安定した呼吸を維持することができます。※病状によってはかえって気道が狭まってしまう可能性があるため、定期的な評価が必要です。
当介護施設において、ALSや多系統萎縮症といった神経難病を抱える入居者にとっても、呼吸ケアは生命維持に欠かせない重要な課題です。今回、私たちの施設では職員を対象としたCPAPの体験会を実施し、職員が体験を通じて効果や課題を共有する機会を設けました。本記事では、その体験会の様子と、看護師のインタビューを通じて得られた知見を紹介します。
CPAPは、睡眠時無呼吸症候群や呼吸不全に有効な治療法として広く知られています。しかし、実際に触れる機会は少ないのが現状です。CPAPの設定は医師が行いますが、装着や操作は利用者様が行えるシンプルな仕様となっています。そのため、職員が実際にCPAPを体験し、利用者へ実体験を踏まえお話できるようにするための体験会を開催しました。
今回お借りした機種に関しては、利用者が触れるのは電源ボタンのみのとてもシンプルなモデルでした。
体験会に参加した職員からは、「気道が広がる感覚がある」「マスクによっては耳の不快感がある」「機器の操作はシンプルで、初めてでも扱いやすい」という声が聞かれました。電源を押すだけで作動し、設定も容易であると感じた方が多いと感じました。
CPAPのセットアップは、マスクの装着に少し慣れが必要ですが、準備自体はスムーズに進めることができました。洗浄も簡単で、一度習得すれば日常的に行えるとのことです。また、マスクの装着は空気が漏れないように調整することが重要なポイントです。
一部の職員からは、マスクを使用した際に耳に不快感を覚える声がありましたが、これは慣れで改善できると考えています。また、寝ている間は口を閉じることで、呼吸が楽になることを伝えましたとのことです。説明時には、簡単でわかりやすく、守るべきポイントに絞った説明が効果的だったとのことでした。
CPAPを使用することで、夜間の呼吸状態が安定し、利用者の生活の質向上に大きく貢献できる可能性があります。特に、睡眠時無呼吸症候群の方にとって、サポート感を得られる点は非常に重要です。
一方で、今回の体験会はレンタル期間が短く、すべての職員が十分に体験できなかったという課題も浮上しました。また、職員への声掛けのタイミングやサポートがもっと必要だったという指摘もあり、今後の改善が必要です。
当施設では今後CPAPだけでなく、BLS(一次救命処置)の研修をさらに広げ、施設全体で急変時にも対応できるスキル向上を図ることが重要と考えています。
CPAP以外にも、呼吸ケアの新しい技術や機器に関する勉強会や体験会を取り入れ、より効果的なケアを提供できる環境を整えていきたいと考えています。また、体験会を通して、実体験を持って説明を行えるような職場環境を目指しています。
CPAP体験会を通じて、体験することの重要性とその可能性を強く感じました。今後、CPAPをはじめとした呼吸ケアの取り組みによって、納得感を持った説明を入居者様へ行えるように、引き続き取り組んでいきたいと考えています。
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ピエゾニューマティック(PPSスイッチ)
筋肉の「ひずみ」や「ゆがみ」で作動するピエゾセンサーと、指先の僅かな動きで作動するエアバッグ(ニューマティック)センサーの2種類を選択できるスイッチ。いずれも感度調整が可能で、僅かな力でも操作できるため、幅広い方にご使用いただけます。MCでは更にチューブを利用したカムスイッチを作成し、接続して使用しています。
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ナースコール/ココヘルパ
「ココヘルパ」は、スタッフの負担軽減と入居者さまの安全確保に貢献する、頼もしい無線式ナースコールシステム。さまざまなスイッチに接続することができ、ボタンを押すのが難しい利用者さまでも安心して操作できます。スタッフのスマートフォンと連携すれば、施設内のどこからでも呼び出しに対応でき、さらにその場で対応記録を入力することで、業務のペーパーレス化や効率化にもつながります。最近では、離床センサーなどを組み合わせ、利用者さまの状態を一括して把握・管理するなど、活用範囲がますます広がっています。
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音声や文字によるコミュニケーションが困難な方のための支援機器。筋電、眼電、脳波などの生体信号を検知し、設定した値(閾値)を超える信号を検知すると、スイッチ操作やコールが鳴るように設定できます。指の動きや視線の動き、瞬きなどが難しくなった方も、家族やスタッフとのコミュニケーションを取ることが可能です。
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