2021年7月17日

看護ケア「気管切開している方への吸引」

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看護師

前回の続きだよ。まずは、気管切開に関しては知っているかな?

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たかし(看護学生)

きかん、せっかい。。

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看護師

おや、聞き慣れない言葉かな。まずは気管切開について説明していこう。

気管切開の適応・目的

  • 長期の人工呼吸器管理が必要
  • 気道分泌物が多い
  • 上気道の閉塞

が挙げれられるよ。

具体的には、

  • 神経難病の神経変性障害や脳卒中などの中枢神経障害
  • COPDなど分泌物が多い基礎疾患、自力で痰を出すことが出来ない
  • 口から声帯までの間に何らかの遺物や腫瘍、構造的な異常があって空気の通過障害

があるかな。

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たかし(看護学生)

なるほど、ちょっと分かってきました。ちなみに、気管切開はどうやるの?

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看護師

病院での外科的な処置が必要になって、手術室などで麻酔を使い気管軟骨間を切開するんだよ。
気管切開とはどんなものか少しイメージはできたか

これは気切カニューレというもので、
気管切開した喉(気管)に入れるためのカニューレになるんだ。

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たかし(看護学生)

初めてみました。これが喉に入っていると違和感が凄そうですね!

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看護師

さあ、ここから、気管切開をしている方への吸引に関して詳しく説明していくよ。

気切切開の吸引のポイント

1.挿入のタイミング :吸気時にタイミングを合わせて挿入する。
2.挿入の深さ :吸引カテーテルをゆっくり挿入しカテーテル先端が気管分岐部に当たらない位置まで挿入する。挿入中は吸引を止めておく。
3.
吸引操作:陰圧をかけながら、吸引カテーテルをゆっくり引き戻す。分泌物がある場所ではカテーテルを引き戻す操作を少しの間止める。
4.
挿入時間:一回の吸引操作で10秒以上吸引をしない。一回の挿入開始から終了までの時間は20秒以内にする。低酸素血症を予防または最小限にとどめるためにも一回の操作は短時間で終了すべきである。
5.陰圧の強さ:推奨される吸引圧は最大で20kPa(150mmHg)でありこれを超えないように設定する。吸引圧の設定はカテーテルを完全閉塞させた状態で行う。

理学所見:視診:呼吸数、呼吸様式、胸郭の動き、皮膚の色、表情
触診:振動や胸郭の拡張性
聴診:副雑音の有無

2.
循環動態:脈拍数、血圧・心電図
3.
ガス交換所見:経皮的酸素飽和度、動脈血液ガス値
4.
気道内分泌物:色、量、粘性、におい、出血の有無の確認
5.
主観的不快感:疼痛や呼吸苦など
6.
咳嗽力

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たかし(看護学生)

注意点はたくさんあるんですね

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看護師

観察ポイントは口鼻吸引と共通の点も多いけど、気管切開の吸引で一番の注意点は

清潔操作をしなければいけないということ

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たかし(看護学生)

清潔操作ですか?

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看護師

そう、口鼻の吸引も清潔操作の考えは大切だけど、気管は滅菌状態だから不潔にならないようにすること。具体的には、気管内チューブは一回ごとに使い捨てしたり在宅(自宅)で吸引をしている方は、吸引後にアルコール麺などでしっかりと拭いて清潔を保つようにする。また、少なくとも気切チューブは1日1本はチューブ交換するようにして欲しいかな。

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たかし(看護学生)

わかりました。清潔・不潔の意識を持つことって難しいですね

気管切開をしている方のほとんどの方は、吸引を必要としているから
ケアを行うひとは正しい知識・手技を身につけてケアにあたってくださいね。

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